研究活動

専門分野

西欧初期中世史(フランク王国史)


研究業績一覧

学位請求論文

・「『一般訓令』の成立(789年)とその政治的・社会的背景」(2017年3月、東京大学文学修士授与:人社6966)

翻訳

・【共訳】藤崎衛監修「第四ラテラノ公会議(1215年)決議文翻訳」『クリオ』29号、2015年、87-130頁

 [UTokyo Repository]

 (担当箇所)

8条「糾問手続について」
35条「上訴の理由が明示されるべきことについて」
36条「裁判官は中間判決および制裁予示の判決を取り消しうること」
37条「召喚状が二日の旅程を超えて、または〔主人から〕特別の委任を受けずに獲得されるべきではないことについて」
38条「証明されうるように、訴訟記録を書き残すことについて」
39条「自ら略奪したのではない占有者を相手方とする略奪物返還請求権が与えられるべきことについて」
40条「正当な占有について」
41条「全時効期間における善意の継続について」
52条「婚姻に関わる事案においては伝聞証拠が排除されるべきことについて」

 

・【共訳】藤崎衛監修「第一リヨン公会議(1245年)決議文翻訳」『クリオ』30号、2016年、100-127頁

 (担当箇所)

15条「判決と既判事項について」
16条「上訴について」

小稿

・「2016年度歴史学研究会大会報告批判(合同部会、菊地報告批判)」『歴史学研究』952号、2016年、63-64頁

口頭報告

・【ポスター報告】「カール宮廷の教会伝統との対峙:『一般訓令』前半部(1-59条)の再検討を通じて」

西洋中世学会第7回大会、東洋大学白山キャンパス、2015年6月14日

報告要旨:http://www.medievalstudies.jp/documents/programm/2015_06_abstract3.pdf

 

・「カール宮廷と教皇ハドリアヌスの政治的・神学的コミュニケイション」

歴史学研究会ヨーロッパ中近世史合同部会・9月例会、早稲田大学戸山キャンパス、2015年9月4日

 

・「8世紀後半におけるフランク宮廷と教皇の政治的・神学的関係性について:カール=ハドリアヌス関係の動的分析」

研究集会「カロリング期社会統制の諸相」(科研費共同研究(C)、課題番号15K02942による)、青山学院大学、2015年10月17日

 

・「『一般訓令』の成立とその政治的・社会的背景について:8世紀フランク王国における異教と迷信という視座から」

研究集会「カロリング期社会統制の諸相(続)」(科研費共同研究(C)、課題番号15K02942による)、青山学院大学、2016年8月19日

その他の活動

・高山博『中世シチリア王国の研究:異文化が交差する地中海世界』東京大学出版会、2015年

 (原稿整理、用語・註の書式の統一、参考文献・索引の作成、校正に協力。本書「あとがき」参照)